試練と共に脱出の道

2020年8月30日
説教者:ハレルヤチャペル滝沢牧師  森田友明

<聖書>出エジプト記14章10~25節
14:10 ファラオは間近に迫っていた。イスラエルの子らは目を上げた。すると、なんと、エジプト人が彼らのうしろに迫っているではないか。イスラエルの子らは大いに恐れて、【主】に向かって叫んだ。
14:11 そしてモーセに言った。「エジプトに墓がないからといって、荒野で死なせるために、あなたはわれわれを連れて来たのか。われわれをエジプトから連れ出したりして、いったい何ということをしてくれたのだ。
14:12 エジプトであなたに『われわれのことにはかまわないで、エジプトに仕えさせてくれ』と言ったではないか。実際、この荒野で死ぬよりは、エジプトに仕えるほうがよかったのだ。」
14:13 モーセは民に言った。「恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる【主】の救いを見なさい。あなたがたは、今日見ているエジプト人をもはや永久に見ることはない。
14:14 【主】があなたがたのために戦われるのだ。あなたがたは、ただ黙っていなさい。」
14:15 【主】はモーセに言われた。「なぜ、あなたはわたしに向かって叫ぶのか。イスラエルの子らに、前進するように言え。
14:16 あなたは、あなたの杖を上げ、あなたの手を海の上に伸ばし、海を分けなさい。そうすれば、イスラエルの子らは海の真ん中の乾いた地面を行くことができる。
14:17 見よ、このわたしがエジプト人の心を頑なにする。彼らは後から入って来る。わたしはファラオとその全軍勢、戦車と騎兵によって、わたしの栄光を現す。
14:18 ファラオとその戦車とその騎兵によって、わたしが栄光を現すとき、エジプトは、わたしが【主】であることを知る。」
14:19 イスラエルの陣営の前を進んでいた神の使いは、移動して彼らのうしろを進んだ。それで、雲の柱は彼らの前から移動して彼らのうしろに立ち、
14:20 エジプトの陣営とイスラエルの陣営の間に入った。それは真っ暗な雲であった。それは夜を迷い込ませ、一晩中、一方の陣営がもう一方に近づくことはなかった。
14:21 モーセが手を海に向けて伸ばすと、【主】は一晩中、強い東風で海を押し戻し、海を乾いた地とされた。水は分かれた。
14:22 イスラエルの子らは、海の真ん中の乾いた地面を進んで行った。水は彼らのために右も左も壁になった。
14:23 エジプト人は追跡し、ファラオの馬も戦車も騎兵もみな、イスラエルの子らの後を海の中に入って行った。
14:24 朝の見張りのころ、【主】は火と雲の柱の中からエジプトの陣営を見下ろし、エジプトの陣営を混乱に陥れ、
14:25 戦車の車輪を外してその動きを阻んだ。それでエジプト人は言った。「イスラエルの前から逃げよう。【主】が彼らのためにエジプトと戦っているのだ。」

<要約>

試練の時の対処法

①信仰によって歩み出すと必ず試練がついてくる

②試練の時第一に主を呼び求めること

③次に黙って主のみことばを聴くこと

④神を信頼して一歩踏み出すこと

試練を通してキリストに出会う

①試練によって信仰が強められて称賛と栄光と栄誉につながる

②悲嘆や苦しみの中に個人的に神は近づいてくださる

③試練の中で神に心を開き続けるならキリストに出合う

主が用意してくださる道

①試練の中に主は脱出の道を備えてくださる

②福音は病苦や悲しみの中にもしぼむことない希望を与える


出エジプト、解放と自由

2020年8月23日
説教者:ハレルヤチャペル滝沢牧師  森田友明

<聖書>出エジプト記12章29~42節
12:29 真夜中になったとき、【主】はエジプトの地のすべての長子を、王座に着いているファラオの長子から、地下牢にいる捕虜の長子に至るまで、また家畜の初子までもみな打たれた。
12:30 その夜、ファラオは彼の全家臣、またエジプト人すべてとともに起き上がった。そして、エジプトには激しく泣き叫ぶ声が起こった。それは死者のいない家がなかったからである。
12:31 彼はその夜、モーセとアロンを呼び寄せて言った。「おまえたちもイスラエル人も立って、私の民の中から出て行け。おまえたちが言うとおりに、行って【主】に仕えよ。
12:32 おまえたちが言ったとおり、羊の群れも牛の群れも連れて出て行け。そして私のためにも祝福を祈れ。」
12:33 エジプト人は民をせき立てて、その地から出て行くように迫った。人々が「われわれはみな死んでしまう」と言ったからである。
12:34 それで民は、パン種を入れないままの生地を取り、こね鉢を衣服に包んで肩に担いだ。
12:35 イスラエルの子らはモーセのことばどおりに行い、エジプトに銀の飾り、金の飾り、そして衣服を求めた。
12:36 【主】はエジプトがこの民に好意を持つようにされたので、エジプト人は彼らの求めを聞き入れた。こうして彼らはエジプトからはぎ取った。
12:37 イスラエルの子らはラメセスからスコテに向かって旅立った。女、子どもを除いて、徒歩の壮年男子は約六十万人であった。
12:38 さらに、入り混じって来た多くの異国人と、羊や牛などおびただしい数の家畜も、彼らとともに上った。
12:39 彼らはエジプトから携えて来た生地を焼いて、種なしのパン菓子を作った。それにはパン種が入っていなかった。彼らはエジプトを追い出されてぐずぐずしてはいられず、また自分たちの食糧の準備もできなかったからである。
12:40 イスラエルの子らがエジプトに滞在していた期間は、四百三十年であった。
12:41 四百三十年が終わった、ちょうどその日に、【主】の全軍団がエジプトの地を出た。
12:42 それは、彼らをエジプトの地から導き出すために、【主】が寝ずの番をされた夜であった。それでこの夜、イスラエルの子らはみな、代々にわたり、【主】のために寝ずの番をするのである。

<要約>
世の終わりに神の裁き:

①過ぎ越しの羊の血はキリストの十字架を表す。十字架ゆえに神は信者を裁かない。

②エジプト全土にくだった裁きは世の終わりに起きる神の裁きを予表している。

③創り主なる真の神を知ってもへりくだって信じることのできない人間の愚かさ

④イスラエルの民は神の言葉を信じて従い救われた。信仰によって従うとき救われる。

解放、自由、祝福を与えてくださる神:

①イスラエルが奴隷から自由になったのは、人が罪と死から自由になることの予表。

②神はキリストのいのちを払って(十字架)、人を罪と死の奴隷から買い戻してくださった。

③信じる者は、サタンの支配からキリストの支配へ移されている。

④信者は何によっても誰によっても侵害されない自由を持って誰にでも仕える奴隷である。

寝ずの番をされる神:

①人は先のことを心配し、将来に不安を抱く。しかし、不動の神が守り支えてくださる。

②あなたを守る方は、まどろむことも眠ることもない。(詩篇121)

主の豊かさを味わおう!

2020年8月16日
説教者:盛岡チャペル牧師  水田賢次

<聖書>詩篇23篇1~6節

<ダビデの賛歌。>
23:1 【主】は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。
23:2 主は私を緑の牧場に伏させいこいのみぎわに伴われます。
23:3 主は私のたましいを生き返らせ御名のゆえに私を義の道に導かれます。
23:4 たとえ死の陰の谷を歩むとしても私はわざわいを恐れません。あなたがともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖それが私の慰めです。
23:5 私の敵をよそにあなたは私の前に食卓を整え頭に香油を注いでくださいます。私の杯はあふれています。
23:6 まことに私のいのちの日の限りいつくしみと恵みが私を追って来るでしょう。私はいつまでも【主】の家に住まいます。

1.主と私の羊飼い

  • 罪人はどのようにして、聖なる牧者の群となることができるのでしょうか。
  • 主は人となり、罪を贖うために死なれ、復活され命を与える霊となりました。

聖書に「最初の人アダムは生きた者となった。」と書いてありますが、

最後のアダムは、生かす御霊となりました。(コリント1545)

  • 主が私たちの羊飼いで、私たちは主の群です。

わたしは良い牧者です。わたしはわたしのものを知っています。

また、わたしのものは、わたしを知っています。(ヨハネ1014)

2.緑の牧場・いこいの水での養い

  • 緑はいのちの豊かさを表しています。

わたしは門です。だれでも、わたしを通ってはいるなら、救われます。

また安らかに出入りし、牧草を見つけます。(ヨハネ109)

  • 水は聖霊を表しています。

これは、イエスを信じる者が後になってから受ける御霊のことを言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、

御霊はまだ注がれていなかったからである。(ヨハネ739)

3.たましいを生き返らせ義の道へ

  • たましい(思い、感情、意思)を造り変え回復することです。

この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。(ローマ122)

  • 造り変えられることにより義の道を歩ませます。

*義とは神と人に対して正しいことです。

まとめ

 私たちは羊飼いであるイエス様を知り正しい関係を持ちましょう。

 そして主が持っておられる豊かさ、祝福を味わって参りましょう。

モーセの召命

2020年8月9日
説教者:ハレルヤチャペル滝沢牧師  森田友明

<聖書>出エジプト記2章23~3章10節
2:23 それから何年もたって、エジプトの王は死んだ。イスラエルの子らは重い労働にうめき、泣き叫んだ。重い労働による彼らの叫びは神に届いた。
2:24 神は彼らの嘆きを聞き、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約を思い起こされた。
2:25 神はイスラエルの子らをご覧になった。神は彼らをみこころに留められた。
3:1 モーセは、ミディアンの祭司、しゅうとイテロの羊を飼っていた。彼はその群れを荒野の奥まで導いて、神の山ホレブにやって来た。
3:2 すると【主】の使いが、柴の茂みのただ中の、燃える炎の中で彼に現れた。彼が見ると、なんと、燃えているのに柴は燃え尽きていなかった。
3:3 モーセは思った。「近寄って、この大いなる光景を見よう。なぜ柴が燃え尽きないのだろう。」
3:4 【主】は、彼が横切って見に来るのをご覧になった。神は柴の茂みの中から彼に「モーセ、モーセ」と呼びかけられた。彼は「はい、ここにおります」と答えた。
3:5 神は仰せられた。「ここに近づいてはならない。あなたの履き物を脱げ。あなたの立っている場所は聖なる地である。」
3:6 さらに仰せられた。「わたしはあなたの父祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。」モーセは顔を隠した。神を仰ぎ見るのを恐れたからである。
3:7 【主】は言われた。「わたしは、エジプトにいるわたしの民の苦しみを確かに見、追い立てる者たちの前での彼らの叫びを聞いた。わたしは彼らの痛みを確かに知っている。
3:8 わたしが下って来たのは、エジプトの手から彼らを救い出し、その地から、広く良い地、乳と蜜の流れる地に、カナン人、ヒッタイト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人のいる場所に、彼らを導き上るためである。
3:9 今、見よ、イスラエルの子らの叫びはわたしに届いた。わたしはまた、エジプト人が彼らを虐げている有様を見た。
3:10 今、行け。わたしは、あなたをファラオのもとに遣わす。わたしの民、イスラエルの子らをエジプトから導き出せ。」

<要約>

目に見えない方を信仰で見続ける:

①信者の祈りは神に届いている。忍耐と希望をもって祈り続ける

②モーセは神の臨在、共にいてくださる神を体験しながら祈った

③私たちは目に見えない方を信仰によって見続ける

働きにつかせてくださる神:

①「わたしはあなたと共にいる」それは信仰者にとって大いなる助け

②聖霊があなたの働きを共に担ってくださるので、最善を尽くすこと

③信者はみな、神から呼び出された者たち、召された者たちである

神の召しに生きる恵:

①人は自分のためだけに生きていてもむなしい

②隣人のために生きるよう召されている

③神からの使命に生きるなら、人生は平安と喜びで満たされる

解放者モーセの誕生

2020年8月2日
説教者:ハレルヤチャペル滝沢牧師  森田友明

<聖書>出エジプト記1章8~2章10節
1:8 やがて、ヨセフのことを知らない新しい王がエジプトに起こった。
1:9 彼は民に言った。「見よ。イスラエルの民はわれわれよりも多く、また強い。
1:10 さあ、彼らを賢く取り扱おう。彼らが多くなり、いざ戦いというときに敵側についてわれわれと戦い、この地から出て行くことがないように。」
1:11 そこで、彼らを重い労役で苦しめようと、彼らの上に役務の監督を任命した。また、ファラオのために倉庫の町ピトムとラメセスを建てた。
1:12 しかし、苦しめれば苦しめるほど、この民はますます増え広がったので、人々はイスラエルの子らに恐怖を抱くようになった。
1:13 それでエジプト人は、イスラエルの子らに過酷な労働を課し、
1:14 漆喰やれんが作りの激しい労働や、畑のあらゆる労働など、彼らに課す過酷なすべての労働で、彼らの生活を苦しいものにした。
1:15 また、エジプトの王は、ヘブル人の助産婦たちに命じた。一人の名はシフラ、もう一人の名はプアであった。
1:16 彼は言った。「ヘブル人の女の出産を助けるとき、産み台の上を見て、もし男の子なら、殺さなければならない。女の子なら、生かしておけ。」
1:17 しかし、助産婦たちは神を恐れ、エジプトの王が命じたとおりにはしないで、男の子を生かしておいた。
1:18 そこで、エジプトの王はその助産婦たちを呼んで言った。「なぜこのようなことをして、男の子を生かしておいたのか。」
1:19 助産婦たちはファラオに答えた。「ヘブル人の女はエジプト人の女とは違います。彼女たちは元気で、助産婦が行く前に産んでしまうのです。」
1:20 神はこの助産婦たちに良くしてくださった。そのため、この民は増えて非常に強くなった。
1:21 助産婦たちは神を恐れたので、神は彼女たちの家を栄えさせた。
1:22 ファラオは自分のすべての民に次のように命じた。「生まれた男の子はみな、ナイル川に投げ込まなければならない。女の子はみな、生かしておかなければならない。」
2:1 さて、レビの家のある人がレビ人の娘を妻に迎えた。
2:2 彼女は身ごもって男の子を産み、その子がかわいいのを見て、三か月間その子を隠しておいた。
2:3 しかし、それ以上隠しきれなくなり、その子のためにパピルスのかごを取り、それに瀝青と樹脂を塗って、その子を中に入れ、ナイル川の岸の葦の茂みの中に置いた。
2:4 その子の姉は、その子がどうなるかと思って、離れたところに立っていた。
2:5 すると、ファラオの娘が水浴びをしようとナイルに下りて来た。侍女たちはナイルの川辺を歩いていた。彼女は葦の茂みの中にそのかごがあるのを見つけ、召使いの女を遣わして取って来させた。
2:6 それを開けて、見ると、子どもがいた。なんと、それは男の子で、泣いていた。彼女はその子をかわいそうに思い、言った。「これはヘブル人の子どもです。」
2:7 その子の姉はファラオの娘に言った。「私が行って、あなた様にヘブル人の中から乳母を一人呼んで参りましょうか。あなた様に代わって、その子に乳を飲ませるために。」
2:8 ファラオの娘が「行って来ておくれ」と言ったので、少女は行き、その子の母を呼んで来た。
2:9 ファラオの娘は母親に言った。「この子を連れて行き、私に代わって乳を飲ませてください。私が賃金を払いましょう。」それで彼女はその子を引き取って、乳を飲ませた。
2:10 その子が大きくなったとき、母はその子をファラオの娘のもとに連れて行き、その子は王女の息子になった。王女はその子をモーセと名づけた。彼女は「水の中から、私がこの子を引き出したから」と言った。

<要約>
困難や労苦の向こうに希望を見る:

①信仰者は神の約束を待ち望む者たち

②どんな苦境に置かれても確かな神の約束がある。

③決して希望を失わないようにしましょう

祝福の法則十戒に生きる:

①助産師たちはいのちを守り(第五戒)祝福され繁栄した

②十戒に沿って生きることがハッピーライフの秘訣である

③神から祝福されたい人は十戒を守ることである

信仰により永遠の報いを受ける:

①モーセは幼少のころから神が与える約束と希望を聞いていた

②親は我が子の上にある神の約束を見続けることが、信仰の継承である

③親の責任は、子が賜物に気づき使命を生きることができるように見守り祈ること

④信仰によって、永遠のいのちと神の栄光の望みを知る