聖書の中心メッセージ

神の要求(私たちの神と隣人に対する義務):(ルカ10:27)「『心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、あなたの神である主を愛せよ』、また『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』とあります。」

神の要求を全うできる人間は誰もいない。すべての人は罪ありと判決される。

福音(神の救い):(ヨハネ3:16)「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」

すべての人は、真の神を認めず、神から離れており、神の目から失われており罪びとである。生きていても死んでおり、滅びに向かっている。神はそのような人間を愛し、あわれみ、罪のない神のひとり子イエス・キリストに人間のすべての罪を着せ、十字架で断罪してくださった。キリストの十字架は、すべての人間の身代わりであった。キリストの十字架によってすべての人間の罪は赦された。悔い改めてそのことを信じる者は誰でも罪赦されて永遠の命にあずかるのである。

聖書の表す神とは

聖書の最初の言葉は、「神が天と地を創造された」である。すなわち、神が天地万物そして人間を造られた、という宣言だ。
天地万物の創造者、全知全能、父である方、目に見えない方、有限な人間にとって神のすべてを知ることはできない。キリストを通して神は愛であることが分る。
聖書には、以下のような神の二つのお姿が見られる。

愛の神:人間をとことんまで愛し、失われている魂を探し続ける神、走り寄る神、どこまでも赦し続ける神、御子をお与えになるほどに愛をあらわされる(ヨハネ3:16)。いのちを捨てるほどに愛してくださる。人間が自らの罪によって滅んでしまうことを惜しみ、罪から救われて永遠のいのちを得ることを望んでおられる。

義の神:正義を貫く。小さな罪も見逃さない。悪には必ず制裁を施す。不正を赦さない、不正を憎む。神の怒りがあらわされる。罪を裁く。人間の罪に対する怒りを持っておられる。

聖書とは

神から人類への手紙(BC1500~AD100、約40人の著者)。和解の手紙。神は和解を願っておられる。キリストがその和解となられた。旧約聖書39巻と新約聖書27巻で全66巻。旧約聖書のテーマはやがて来られる救い主キリスト、新約聖書のテーマは来てくださった救い主キリスト。聖書はどこを切っても金太郎飴のようにイエス・キリストがあらわされている。聖書は、ハッとさせホッとさせる書であるといった人がいる。聖書の言葉は心の鏡となってハッとさせられる。しかし、素直に聞くものの心をホッとさせる。