2021年7月4日主日礼拝説教 ハレルヤチャペル滝沢牧師 森田友明
<聖書>
12:1 そのころ、ヘロデ王は、教会の中のある人たちを苦しめようとしてその手を伸ばし、
12:2 ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。
12:3 それがユダヤ人に喜ばれたのを見て、さらにペテロも捕らえにかかった。それは、種なしパンの祭りの時期であった。
12:4 ヘロデはペテロを捕らえて牢に入れ、四人一組の兵士四組に引き渡して監視させた。過越の祭りの後に、彼を民衆の前に引き出すつもりでいたのである。
12:5 こうしてペテロは牢に閉じ込められていたが、教会は彼のために、熱心な祈りを神にささげていた。
12:6 ヘロデが彼を引き出そうとしていた日の前夜、ペテロは二本の鎖につながれて、二人の兵士の間で眠っていた。戸口では番兵たちが牢を監視していた。
12:7 すると見よ。主の使いがそばに立ち、牢の中を光が照らした。御使いはペテロの脇腹を突いて彼を起こし、「急いで立ち上がりなさい」と言った。すると、鎖が彼の手から外れ落ちた。
12:8 御使いは彼に言った。「帯を締めて、履き物をはきなさい。」ペテロがそのとおりにすると、御使いはまた言った。「上着を着て、私について来なさい。」
12:9 そこでペテロは外に出て、御使いについて行った。彼には御使いがしていることが現実とは思えず、幻を見ているのだと思っていた。
12:10 彼らが、第一、第二の衛所を通り、町に通じる鉄の門まで来ると、門がひとりでに開いた。彼らは外に出て、一つの通りを進んで行った。すると、すぐに御使いは彼から離れた。
12:11 そのとき、ペテロは我に返って言った。「今、本当のことが分かった。主が御使いを遣わして、ヘロデの手から、またユダヤの民のすべてのもくろみから、私を救い出してくださったのだ。」
12:12 それが分かったので、ペテロは、マルコと呼ばれているヨハネの母マリアの家に行った。そこには多くの人々が集まって、祈っていた。
12:13 彼が門の戸をたたくと、ロデという名の召使いが応対に出て来た。
12:14 そして、ペテロの声だと分かると、喜びのあまり門を開けもせずに奥に駆け込み、ペテロが門の前に立っていることを知らせた。
12:15 人々は彼女に「あなたは気が変になっている」と言ったが、彼女は本当だと言い張った。それで彼らは「それはペテロの御使いだ」と言った。
12:16 だが、ペテロは門をたたき続けていた。彼らが開けると、そこにペテロがいたので非常に驚いた。
12:17 ペテロは静かにするように手で彼らを制してから、主がどのようにして自分を牢から救い出してくださったかを彼らに説明し、「このことをヤコブと兄弟たちに知らせてください」と言った。そして、そこを出て、ほかの場所へ行った。
<要約>
宣教のみことば止められない:
今日に至るまでには多くの聖徒たちは殉教しました。捕えられて縛られ処刑されました。しかし、悪魔も人間も、宣教のみことばを止めることはできません。現代も、広がり続けています。救いの福音は歴史を通して、人から人へと伝達されてきました。そして、私どもにも届いたのです。私たちも受けたもの、救いの福音を他に伝える使命があります。それは聖霊の御業です。窮地に陥れられたとき、すべきただ一つのことは祈りです。どんな所でもどんな状況でも私たちは祈りに向かうべきです。熱心な祈りは神を動かすのです。また祈りに期待しなければ、結果を見ることができません。ある牧師先生が、どんなに困難や苦難に直面してもその時私たちが祈りに導かれるならばそれらの苦難や困難は良いことだと言いました。苦難があると神を求めます。結果的に、私たちは神様と更に近しくなるのです。私たちが、なすすべがない、何にもできない、と言うときも、祈りはできます。人生には絶対起こりえないと思うことが起こるのです。神さまの奇跡を見るのです。最大の奇跡は、救われるはずがないと思っていた人が悔い改めて信じて救われたということではないでしょうか。
祝福のみことばは止められない:
神は御使いを用いて、ペテロを牢獄から救出しました。出口のないトンネルはない、明けない夜はない、同じように、試練や困難にも脱出の道はあるのです。信仰生活は苦難や困難がつきものです。しかし、苦しみの中にも祝福のみことばは流れています。神の祝福のみことばは止めることのできません。福音は英語ではグットニュースです。よい知らせです。福音を受け取った人は、罪と死と悪魔からも解放されます。そして、真のいのちに生きることができるのです。福音の内容は「無代価で与えられる主イエス・キリストによる罪の赦しと永遠のいのち」です。福音のことば、祝福のことばは聖書に中にあります。ペテロもヤコブも他の聖徒たちも、ともに神から祝福された人生を歩みました。私たちも、信仰によって等しく神から祝福された者たちです。神の子ども、天の国民、御国の世継ぎなのです。聖書の言葉に従って生きるなら、神の祝福はあなたのものです。