2023年12月17日(日)主日礼拝説教ハレルヤチャペル滝沢牧師森田友明
<聖書>マタイによる福音書4章12~17節
【新改訳2017】
4:12 イエスはヨハネが捕らえられたと聞いて、ガリラヤに退かれた。
4:13 そしてナザレを離れ、ゼブルンとナフタリの地方にある、湖のほとりの町カペナウムに来て住まわれた。
4:14 これは、預言者イザヤを通して語られたことが成就するためであった。
4:15 「ゼブルンの地とナフタリの地、海沿いの道、ヨルダンの川向こう、異邦人のガリラヤ。
4:16 闇の中に住んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が昇る。」
4:17 この時からイエスは宣教を開始し、「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」と言われた。
<要約>
信仰者の立ち位置:
ヨハネはイエス様の現れを喜んだのです。そして、ヨハネは公言しました。「あの方は盛んになり私は衰えなければなりません」と。これは、主の使命に生きる我々クリスチャンのモデルと言うこともできるでしょう。これが私たち主に救われた者、主に贖われた者、主に選ばれた者の立ち位置です。私たちの人生は、自分の栄誉の為ではなく、主の栄光のためにあるのです。すなわち私たちは使命に生きるのです。使命と言うと何か大きなことのように響きますが、そうではありません。私たちはそれぞれ、職場に、家庭に、学校に遣わされています。そこで、自分にできる最善をすることです。そのことによりあなたの背後におられる神が崇められるのです。それが、信仰者の立ち位置です。
闇と死を打ち破る光:
「闇の中に住んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が昇る」というのは、ガリラヤ地方を代表として、深い闇と死の恐怖が最も強いところに大きな光が照り輝いたということです。すなわち、キリストは、私たち人間の悩み、苦しみ、死の恐怖が最も深いところに来てくださったということです。これは、個人的にも民族的にも国家的にも同様です。現代は、全世界が闇と死の蔭に覆われていると言えるのではないでしょうか。希望が見えない、将来に光が見えない。そこに光となって来てくださったのが、イエス・キリストです。大きな光を見る、とあります。私たちにはこの偉大な光が与えられているのです。神はどんなに悪い状況をもよい方向へと変えることができるのです。最終的には天の御国が来ます。偉大な光はその名のとおり私たちを死の恐怖からも完全に救うことができます。イエス様が私たちの一切の罪を十字架で贖い、取り除いてくださいました。ですから、罪の責めから解放されて、平安と喜びがついてきます。聖書の世界観は肯定的世界観です。結果オーライです。たとえ途中曲がりくねっても神はすべてのことを働かせて万事を益と変えてくださいます。たとえ死の影の谷を歩くような苦しい状況の中にあっても、です。私たちが、天の御国を待ち望んで歩むときすべてのマイナスはプラスに変えられます。