2024年5月5日(日)主日礼拝説教ハレルヤチャペル滝沢牧師森田友明
<要約>
自分の思いを優先する人生:
自分の思いを優先する人生は、神のみこころより、自分の決断に頼る人生です。イエス様は「自分を捨てて」と言われました。それは、自分の思いや自分の判断をまずおいて、神のみ思いを探ることです。ペテロも他の弟子たちも、イエス様こそダビデの再来としてイスラエル民族を救ってくださると期待をかけていました。しかし、無抵抗にも捉えられて、裁判にかけられ、処刑されようとしている。本当にこの方がイスラエルの救い主だったのか?ペテロは、イエス様が捕らえられた時、自分も捕まえられることを恐れ、すぐに、逃げました。しかし、かれはカヤパの官邸の庭で、夜の暗がりに隠れて、イエス様の裁判を見ていました。イエス様を裏切ったのです。そのことで、彼は砕かれ、意気消沈してしまいました。その後、主は十字架につけられて、葬られました。しかし、イエス様は、予告の通り墓に葬られて3日目に復活しました。復活の主と出会って彼は変えられました。ペテロは自分の思いを優先する生き方から、主のみ思いを大切にして、それに従う人生へと転換したのです。
心の中心にイエス様をお迎えする人生:
私たちは心の中心に自分を据えるのではなくてイエス様をお迎えする事が大切です。イエス様をあなたの人格の中心にお招きするならば、自分がしなければならないと頑張らなくてもよくなります。なぜなら、イエス様があなたの内で事をなしてくださるからです。「自分がする」から「イエス様がなさる」人生に変えられるのです。ペテロは、復活のイエス様にお会いしてからは、イエス様が自分の主であり、自分の人生をイエス様にささげ、イエス様のために生きることに心が定まりました。私の羊を飼いなさい、とのお言葉により、イエス様から召命と任命をいただいて、ペテロはその後、教会のリーダー、初代の牧師あるいは神父、教会の偉大な牧者、として活躍していくのです。私たちも復活したイエス様をいつも見ています。イエス様は皆さんそれぞれに、もっともふさわしいご計画を持っておられます。ですから自分の思いを優先するのではなく御心を求めていきましょう。あなたに最もふさわしい人生が開かれています。それこそが最高の人生だからです。
<聖書>ヨハネによる福音書21章15~22節
【新改訳2017】
ヨハ
21:15 彼らが食事を済ませたとき、イエスはシモン・ペテロに言われた。「ヨハネの子シモン。あなたは、この人たちが愛する以上に、わたしを愛していますか。」ペテロは答えた。「はい、主よ。私があなたを愛していることは、あなたがご存じです。」イエスは彼に言われた。「わたしの子羊を飼いなさい。」
21:16 イエスは再び彼に「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛していますか」と言われた。ペテロは答えた。「はい、主よ。私があなたを愛していることは、あなたがご存じです。」イエスは彼に言われた。「わたしの羊を牧しなさい。」
21:17 イエスは三度目もペテロに、「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛していますか」と言われた。ペテロは、イエスが三度目も「あなたはわたしを愛していますか」と言われたので、心を痛めてイエスに言った。「主よ、あなたはすべてをご存じです。あなたは、私があなたを愛していることを知っておられます。」イエスは彼に言われた。「わたしの羊を飼いなさい。
21:18 まことに、まことに、あなたに言います。あなたは若いときには、自分で帯をして、自分の望むところを歩きました。しかし年をとると、あなたは両手を伸ばし、ほかの人があなたに帯をして、望まないところに連れて行きます。」
21:19 イエスは、ペテロがどのような死に方で神の栄光を現すかを示すために、こう言われたのである。こう話してから、ペテロに言われた。「わたしに従いなさい。」
21:20 ペテロは振り向いて、イエスが愛された弟子がついて来るのを見た。この弟子は、夕食の席でイエスの胸元に寄りかかり、「主よ、あなたを裏切るのはだれですか」と言った者である。
21:21 ペテロは彼を見て、「主よ、この人はどうなのですか」とイエスに言った。
21:22 イエスはペテロに言われた。「わたしが来るときまで彼が生きるように、わたしが望んだとしても、あなたに何の関わりがありますか。あなたは、わたしに従いなさい。」