罪ののろいからの解放

2023年10月15日(日)礼拝説教ハレルヤチャペル滝沢牧師森田友明

<聖書>Ⅰサムエル記2:22~26、3:8~14
新改訳2017
2:22 さて、エリはたいへん年をとっていたが、息子たちがイスラエル全体に行っていることの一部始終を、それに彼らが会見の天幕の入り口で仕えている女たちと寝ていることを聞いていた。
2:23 それでエリは彼らに言った。「なぜ、おまえたちはそんなことをするのか。私はこの民の皆から、おまえたちのした悪いことについて聞いているのだ。
2:24 息子たちよ、そういうことをしてはいけない。私は【主】の民が言いふらしているうわさを聞くが、それは良いものではない。
2:25 人が人に対して罪を犯すなら、神がその仲裁をしてくださる。だが、【主】に対して人が罪を犯すなら、だれがその人のために仲裁に立つだろうか。」しかし、彼らは父の言うことを聞こうとしなかった。彼らを殺すことが【主】のみこころだったからである。
2:26 一方、少年サムエルは、【主】にも人にもいつくしまれ、ますます成長した。

3:8 【主】は三度目にサムエルを呼ばれた。彼は起きて、エリのところに行き、「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。エリは、【主】が少年を呼んでおられるということを悟った。
3:9 それで、エリはサムエルに言った。「行って、寝なさい。主がおまえを呼ばれたら、『【主】よ、お話しください。しもべは聞いております』と言いなさい。」サムエルは行って、自分のところで寝た。
3:10 【主】が来て、そばに立ち、これまでと同じように、「サムエル、サムエル」と呼ばれた。サムエルは「お話しください。しもべは聞いております」と言った。
3:11 【主】はサムエルに言われた。「見よ、わたしはイスラエルに一つのことをしようとしている。だれでもそれを聞く者は、両耳が鳴る。
3:12 その日わたしは、エリの家についてわたしが語ったことすべてを、初めから終わりまでエリに実行する。
3:13 わたしは、彼の家を永遠にさばくと彼に告げる。それは息子たちが自らにのろいを招くようなことをしているのを知りながら、思いとどまらせなかった咎のためだ。
3:14 だから、わたしはエリの家について誓う。エリの家の咎は、いけにえによっても、穀物のささげ物によっても、永遠に赦されることはない。」

<要約>

神はみことばを通して語られる:

聖書が完成する前の時代は、神のことばは、預言者を通して、与えられました。そして、それらが記録されて、聖書としてまとめられたのです。聖書は66の書物としてまとめられています。時代も立場も違う約30人の人々によって書かれたものです。聖霊が人々に神のことばを授けて語らしめたのです。ですから、真の著者は聖霊です。よって、聖書は神のことばと言えます。サムエルは神の箱が安置されている主の宮で寝ていました。早朝でまだ薄暗い時に、サムエルに主が直接お語りになったのです。聖書が完成している現代では、神は聖書のみことばを用いてお語りになります。聖書を読んで、思いめぐらすときに神はお語りくださいます。神との対話は、話しては聞く、聞いては話す、というものです。ですから、祈りは対話です。毎日のことですが、神は豊かに語ってくださるのです。それは小さな声かもしれませんが、祈りの中で、示してくださいます。そして、状況を開いてくださいます。私たちは信じて一歩前に進んでいくのです。共にいて声をかけてくださるイエス様と歩む幸いを覚えたいと思います。

罪ののろいと救い主キリスト:

あなたへの神の切なる思いは、あなたを呪うことではなく祝福することです。その根拠は十字架です。神はその独りの御子のいのちをも惜しまず、あなたを救いあなたを祝福しようとしておられます。律法は、神の民としてあるべき姿への要求です。しかし、一方、そのような律法の要求に到達しようとしてもできない人間の姿があります。そこで、人間は律法の要求に対峙した時に、どのような心の態度になるかを神は見ておられます。エリの息子たちのように神のことばを無視して、高慢にも自分たちの欲望を果たそうとするのか、あるいは、心打ち砕かれて、心低くして、神の前でへりくだり、悔い改めるか、それを神は見ておられるのです。神は、砕かれた心をもって主の前でへりくだっている人の罪を豊かに赦し、そのような人を喜ばれます。旧約時代の人間の罪も、キリストの十字架の贖いによって赦されていたのです。イエス様は私たちすべての人の罪ののろいをご自身が代わりとなって受けてくださいました。そのことにより、信じる者には、罪ののろいは過ぎ去って、神の愛と祝福のみが注がれています。クリスチャンライフは、神との生きた交わりと約束された祝福の人生を歩むことです。


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