天の父の約束・聖霊と再臨

2023年5月21日(日)主日礼拝説教ハレルヤチャペル滝沢牧師森田友明

<聖書>使徒の働き1章3~14節
【新改訳2017】
1:3 イエスは苦しみを受けた後、数多くの確かな証拠をもって、ご自分が生きていることを使徒たちに示された。四十日にわたって彼らに現れ、神の国のことを語られた。
1:4 使徒たちと一緒にいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。
1:5 ヨハネは水でバプテスマを授けましたが、あなたがたは間もなく、聖霊によるバプテスマを授けられるからです。」
1:6 そこで使徒たちは、一緒に集まったとき、イエスに尋ねた。「主よ。イスラエルのために国を再興してくださるのは、この時なのですか。」
1:7 イエスは彼らに言われた。「いつとか、どんな時とかいうことは、あなたがたの知るところではありません。それは、父がご自分の権威をもって定めておられることです。
1:8 しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」
1:9 こう言ってから、イエスは使徒たちが見ている間に上げられた。そして雲がイエスを包み、彼らの目には見えなくなった。
1:10 イエスが上って行かれるとき、使徒たちは天を見つめていた。すると見よ、白い衣を着た二人の人が、彼らのそばに立っていた。
1:11 そしてこう言った。「ガリラヤの人たち、どうして天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行くのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになります。」
1:12 そこで、使徒たちはオリーブという山からエルサレムに帰った。この山はエルサレムに近く、安息日に歩くことが許される道のりのところにあった。
1:13 彼らは町に入ると、泊まっている屋上の部屋に上がった。この人たちは、ペテロとヨハネとヤコブとアンデレ、ピリポとトマス、バルトロマイとマタイ、アルパヨの子ヤコブと熱心党員シモンとヤコブの子ユダであった。
1:14 彼らはみな、女たちとイエスの母マリア、およびイエスの兄弟たちとともに、いつも心を一つにして祈っていた。

<要約>

ゴールの先が見えない人間社会:

人は、有限の存在者で、時間に縛られています。今の人間社会を見ても、先が見えない、ゴールが見えないことがたくさんあります。ロシア、ウクライナの戦争は、どうなるのだろうか。世界各地、日本の国内でも立て続けに起きている地震。経済不況。感染症の流行。など。人間社会の営みはいつまで続くのだろうか。人間社会のゴールは破綻と滅亡と言えるかもしれません。個人としてはどうでしょうか。年を取って、やがて歩くことも、食べることも、話すこともできなくなり、ついには誰でもが迎える死に至るのです。個人の人生においても、その先、肉体の死後はどうなるのでしょうか?人が死を恐れるのはなぜでしょうか?その先が分からないからです。すべてが無に帰するのでしょうか。否です。死後、すべての人は神の前に立たされるのです。肉体のいのちが死んだ後、すべての人は、自らの罪により裁きを受けることになるのです。罪とは、根源的には、真の神を信じず、認めず、真の神から遠く離れていることです。多くの人はゴールの先の見えない人生を生きているのではないでしょうか。思いを変えて、あなたにいのちを与え、永遠の祝福をお与えくださる真の神を信じていただきたいと思います。

救いの完成という神のゴール:

イエス様の十字架と復活、それに続く昇天によって、全ての人が救われる道が完成しました。罪と死と滅び、そして、この世の流れを司る悪魔から救ってくださいました。すべての国民にこの救いの福音が伝えられて、約束の民イスラエルに救いが届けられて、イエス様は再び来られます。その時、地上における救いの御業が完成するのです。そこに神のご意志とご計画のゴールがあります。そこにすべての人が招かれています。現在は聖霊による教会の時代です。福音は全世界に届けられようとしております。永遠のいのちをいただき、この肉体が終わったあと、永遠の祝福の中に生きることができます。私たちは、聖霊の賜物を用いて神と人に仕えていくのです。また証人としてはどうでしょうか。あなたに聖霊が働いて今の信仰に導かれました。イエス様が救い主であることを信じることができました。また、祈りが聞かれたこと癒されたこと困難を神が共にいて乗り越えることができたこと、など様々な体験を積んでいます。それらをあなたの周りの方々に分かち合うこと、それがイエス様の証人として生きることです。

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