2023年1月1日主日礼拝説教ハレルヤチャペル滝沢牧師森田友明
<聖書>ピリピ人への手紙2章1~18節
【新改訳2017】
ピリ
2:1 ですから、キリストにあって励ましがあり、愛の慰めがあり、御霊の交わりがあり、愛情とあわれみがあるなら、
2:2 あなたがたは同じ思いとなり、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、思いを一つにして、私の喜びを満たしてください。
2:3 何事も利己的な思いや虚栄からするのではなく、へりくだって、互いに人を自分よりすぐれた者と思いなさい。
2:4 それぞれ、自分のことだけでなく、ほかの人のことも顧みなさい。
2:5 キリスト・イエスのうちにあるこの思いを、あなたがたの間でも抱きなさい。
2:6 キリストは、神の御姿であられるのに、神としてのあり方を捨てられないとは考えず、
2:7 ご自分を空しくして、しもべの姿をとり、人間と同じようになられました。人としての姿をもって現れ、
2:8 自らを低くして、死にまで、それも十字架の死にまで従われました。
2:9 それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名を与えられました。
2:10 それは、イエスの名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが膝をかがめ、
2:11 すべての舌が「イエス・キリストは主です」と告白して、父なる神に栄光を帰するためです。
2:12 こういうわけですから、愛する者たち、あなたがたがいつも従順であったように、私がともにいるときだけでなく、私がいない今はなおさら従順になり、恐れおののいて自分の救いを達成するよう努めなさい。
2:13 神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださる方です。
2:14 すべてのことを、不平を言わずに、疑わずに行いなさい。
2:15 それは、あなたがたが、非難されるところのない純真な者となり、また、曲がった邪悪な世代のただ中にあって傷のない神の子どもとなり、
2:16 いのちのことばをしっかり握り、彼らの間で世の光として輝くためです。そうすれば、私は自分の努力したことが無駄ではなく、労苦したことも無駄でなかったことを、キリストの日に誇ることができます。
2:17 たとえ私が、あなたがたの信仰の礼拝といういけにえに添えられる、注ぎのささげ物となっても、私は喜びます。あなたがたすべてとともに喜びます。
2:18 同じように、あなたがたも喜んでください。私とともに喜んでください。
<要約>
何物も消すことのできない喜び:
キリストにある喜びは死を超えている、自分の命にも勝る喜びである、と言うことです。 この後、パウロは、ネロの迫害によってローマで 斬首刑にされ命を失いました。死を目前にしても、キリストにある喜びで満たされていたと言えます。イエス様は、全知全能、全世界をお作りになり万物の最初であり終わりであるお方です。それでは、そのようなお方が、なぜへりくだり、ちっぽけな人間としてユダヤのベツレヘムの家畜小屋でお生まれになったのでしょうか?そして、何も悪いことをせず 罪の一つもない清い神が、当時でも極悪人しか適用されなかった最も残虐な処刑を受けたのでしょうか。イエス様は、十字架の死に至るまで父なる神に従い通しました。そして、死んで墓に葬られました。イエス様は十字架ですべての人の罪を背負って、罪の裁きを受けてくださいました。あなたの罪に対する神の怒りの杯を飲み干してくださったのです。その動機は、愛です。そのイエス様の功績のゆえに、神はイエス様を復活させられたのです。死と隣り合わせの人生でも、イエス・キリストの十字架と復活の福音は信じる人々に、永遠のいのち、復活のいのち、それによるしぼむことのない希望を与え続けたと言えます。そして、それを思うときに、死によっても奪い去ることのできない喜びを味わうものとされたのです。聖霊はあなたの空っぽの部屋に入りあなたを祝福したいと願っておられます。キリストを信じ、キリストが与える喜びを受けてもらいたいと思います。永続する、色あせない、しぼむことのない喜びがあります。
キリストの喜びで前向きに生きる:
イエス様は神であられるのに最大限にへりくだられました。もっとも貧しい姿で地上に くだられました。そして最も弱い立場の人間として生活なさいました。王であり支配者であるはずなのに、しもべとなりました。自らを低くして死にまでしたがいました。このように徹底的に謙遜になり、へりくだられました。そして最後まで従い通したイエス様を、神は高めて全てに勝る権威をお与えになりました。ここに霊的な法則があります。神はへりくだる者、神に従う者を高めてくださるということです。ですから、もしあなたが、キリストを信じ喜んでいるなら、あなたの前に立ちはだかるいろいろな困難や苦難も、それは喜びに変えられます。ですから、私たちは、キリストを喜び、前向きに生きるのです。