祈りについての主の教え

2022年11月20日主日礼拝説教ハレルヤチャペル滝沢牧師森田友明

<聖書>ルカの福音書11章1~13節

【新改訳2017】
ルカ
11:1 さて、イエスはある場所で祈っておられた。祈りが終わると、弟子の一人がイエスに言った。「主よ。ヨハネが弟子たちに教えたように、私たちにも祈りを教えてください。」
11:2 そこでイエスは彼らに言われた。「祈るときには、こう言いなさい。『父よ、御名が聖なるものとされますように。御国が来ますように。
11:3 私たちの日ごとの糧を、毎日お与えください。
11:4 私たちの罪をお赦しください。私たちも私たちに負い目のある者をみな赦します。私たちを試みにあわせないでください。』」
11:5 また、イエスはこう言われた。「あなたがたのうちのだれかに友だちがいて、その人のところに真夜中に行き、次のように言ったとします。『友よ、パンを三つ貸してくれないか。
11:6 友人が旅の途中、私のところに来たのだが、出してやるものがないのだ。』
11:7 すると、その友だちは家の中からこう答えるでしょう。『面倒をかけないでほしい。もう戸を閉めてしまったし、子どもたちも私と一緒に床に入っている。起きて、何かをあげることはできない。』
11:8 あなたがたに言います。この人は、友だちだからというだけでは、起きて何かをあげることはしないでしょう。しかし、友だちのしつこさのゆえなら起き上がり、必要なものを何でもあげるでしょう。
11:9 ですから、あなたがたに言います。求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。
11:10 だれでも、求める者は手に入れ、探す者は見出し、たたく者には開かれます。
11:11 あなたがたの中で、子どもが魚を求めているのに、魚の代わりに蛇を与えるような父親がいるでしょうか。
11:12 卵を求めているのに、サソリを与えるような父親がいるでしょうか。
11:13 ですから、あなたがたは悪い者であっても、自分の子どもたちには良いものを与えることを知っています。それならなおのこと、天の父はご自分に求める者たちに聖霊を与えてくださいます。」

<要約>

クリスチャンはなぜ祈るのか?

主の祈りを通して、わたしたちは人生で必要なことは何かが分かります。私たちは祈るたびに、私の悩みに神が関心を持っていてくださることを知るのです。神の前にその悩みを出すようにとの招きなのです。神は私たちに祈らせることにより、神の偉大さに気付かせ、その愛の深さに気付かせるのです。そして、神に求めることで、神への信頼を新たにさせられ、平安を得ます。そのようにして、私たち信者は祈りを通して神と親しくなり、アブラハムが神の友と呼ばれたように、私たちも神の友となるのです。つまり、主は、私たちが祈ることにより幸いになることを望んでいるからです。そして、イエス様は、祈りは聞かれると約束しています。祈りが聞かれるというのは、願ったことがその通りになるというのではありません。しかし、神が最善のことをしてくださるということです。祈りの言葉はエコーのように帰ってきて、「そうだその通りだ。主は確かに私の祈りを聞いてくださる」と信仰が生まれます。祈りによって、クリスチャンは明日を信じ、永遠を信じ、確かな希望を持つことができるのです。

天の父の最高のプレゼント聖霊: 私たちはさまざまのことを願うのですが、天の父は、それらにまさる最高のものをくださるというのです。それが、聖霊です。聖霊はわたしたちの人生を導き照らす光であります。聖霊によらなければだれもイエスを主と告白することはない、とあります。すなわち、聖霊はあなたがキリストを信じて救われるように導きます。聖霊は三位一体の神ですから、信じる者に内住して罪を示し悔い改めに導きます。そして、わたしたちに語りかけ、諭し、主の道に立たせてくださいます。わたしたちがこころの王座に聖霊をお迎えして聖霊に聞き従うなら、人生は限りない、無限の祝福を、天の窓を開いて神はあふれるばかりの祝福を注いでくださいます。神はあなたのすべての求めや願いにこたえてくださいます。あなたのすべての必要を満たしてくださいます。聖霊はあなたが願った通りでなくてもあなたに最善のものを用意してくださるのです。聖霊を助け主として私たちに託してくださったこと最大の使命は福音を伝えるということです。しかし、これは重荷とはなりません。聖霊があなたを通して働かれるからです。