イエスを告白するならば

2021年2月14日(日)礼拝説教 ハレルヤチャペル滝沢牧師 森田友明

<聖書>Ⅰヨハネ4章1~12節
4:1 愛する者たち、霊をすべて信じてはいけません。偽預言者がたくさん世に出て来たので、その霊が神からのものかどうか、吟味しなさい。
4:2 神からの霊は、このようにして分かります。人となって来られたイエス・キリストを告白する霊はみな、神からのものです。
4:3 イエスを告白しない霊はみな、神からのものではありません。それは反キリストの霊です。あなたがたはそれが来ることを聞いていましたが、今すでに世に来ているのです。
4:4 子どもたち。あなたがたは神から出た者であり、彼らに勝ちました。あなたがたのうちにおられる方は、この世にいる者よりも偉大だからです。
4:5 彼らはこの世の者です。ですから、世のことを話し、世も彼らの言うことを聞きます。
4:6 私たちは神から出た者です。神を知っている者は私たちの言うことを聞き、神から出ていない者は私たちの言うことを聞きません。それによって私たちは、真理の霊と偽りの霊を見分けます。
4:7 愛する者たち。私たちは互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛がある者はみな神から生まれ、神を知っています。
4:8 愛のない者は神を知りません。神は愛だからです。
4:9 神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちにいのちを得させてくださいました。それによって神の愛が私たちに示されたのです。
4:10 私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。
4:11 愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた、互いに愛し合うべきです。
4:12 いまだかつて神を見た者はいません。私たちが互いに愛し合うなら、神は私たちのうちにとどまり、神の愛が私たちのうちに全うされるのです。

<要約>

イエスを告白するならば世に勝利する:

使徒信条に書かれているイエス・キリストについての信仰告白は、イエス様の生涯に起こった事実とこれから起こる事を述べています。イエス様は処女降誕でした。聖霊によって身ごもったとありますように、神が人となって来られたのです。ポンテオ・ピラトの下で苦しみを受け、とありますが、それは、罪のない神の独り子イエス様が罪人である人間のすべての罪を背負って身代わりとなって十字架で苦しみ、死んでくださるためでした。神は無罪のイエス様に罪を着せて十字架で断罪したのです。イエス様は、その理不尽と思われる神の願いを受けてくださり、父である神に完全に従いました。贖いの業が成されたのです。神は、そのようなイエス様を復活させ、彼に、天においても地においても、すべての権威をお与えになりました。天に上られたイエス様は、今度は世を裁くためにもう一度来られます。これは、あなたや私を、罪と死と滅びから救うために、神がご計画し実行なさったことです。私たちは信仰により、キリストの勝利に与るのです。キリストを告白し、世に勝利する人生を、皆さん一緒に歩みましょう。

イエスを告白するならば神を体験する:

ヨハネは、神の本質は愛であると断言します。神は私たちを愛さずにはおられないのです。私たちがどのようであれ、どんなに罪深くても、私たちを愛してくださるのです。そして私たちの罪のために、宥めの捧げものとなり、十字架で身代わりに裁かれてくださったのです。ここに愛があるのです。 それは、無条件の、無償の愛です。「私たちもまた互いに愛し合うべきです」とヨハネは言います。神が私たち一人ひとりを愛しておられると言うことに目を向けず、すなわち神の愛を無視して、自己愛の中に生きているのが、私たち人間の姿であります。私は神から愛されて、神と親しくさせてもらっていることを感謝しています。あなたも、神に愛されていることを素直に認め、イエス・キリストを告白するならば、あなたは神を体験します。神がおられることがわかります。神が愛しておられることがわかります。