使命に生きる幸い

2020年9月27日
説教者:ハレルヤチャペル滝沢牧師  森田友明

<聖書>申命記34章1~12節
34:1 モーセはモアブの草原からネボ山、すなわち、エリコの向かいにあるピスガの頂に登った。【主】は彼に次の全地方をお見せになった。ギルアデをダンまで、
34:2 ナフタリの全土、エフライムとマナセの地、ユダの全土を西の海まで、
34:3 ネゲブと低地を、すなわち、なつめ椰子の町エリコの平地をツォアルまで。
34:4 そして【主】は彼に言われた。「わたしがアブラハム、イサク、ヤコブに『あなたの子孫に与える』と誓った地はこれである。わたしはこれをあなたの目に見せたが、あなたがそこへ渡って行くことはできない。」
34:5 こうしてその場所で、【主】のしもべモーセは【主】の命によりモアブの地で死んだ。
34:6 主は彼を、ベテ・ペオルの向かいにあるモアブの地の谷に葬られたが、今日に至るまで、その墓を知る者はいない。
34:7 モーセが死んだときは百二十歳であったが、彼の目はかすまず、気力も衰えていなかった。
34:8 イスラエルの子らはモアブの草原で三十日間、モーセのために泣き悲しんだ。こうして、モーセのために泣き悲しむ喪の期間は終わった。
34:9 ヌンの子ヨシュアは知恵の霊に満たされていた。モーセがかつて彼の上にその手を置いたからである。イスラエルの子らは彼に聞き従い、【主】がモーセに命じられたとおりに行った。
34:10 モーセのような預言者は、もう再びイスラエルには起こらなかった。彼は、【主】が顔と顔を合わせて選び出したのであった。
34:11 それは、【主】が彼をエジプトの地に遣わして、ファラオとそのすべての家臣たち、およびその全土に対して、あらゆるしるしと不思議を行わせるためであり、
34:12 また、モーセが全イスラエルの目の前で、あらゆる力強い権威と、あらゆる恐るべき威力をふるうためであった。

<要約>

使命に生きる者の輝き

モーセは最後の時を迎えました。モーセはピスガの頂に立ちました。神は彼にこれからイスラエルが占領する約束の地の全貌を見せました。不信仰により神の約束から遠ざかった前世代の者たちと同様に、モーセはそこへ渡っていくことができない、と神に言われました。しかし、モーセは失望落胆することなく、むしろ、使命を達成した喜びと充足感をもってその一生にピリオドを打ったのです。それは、罪を赦し約束を見せてくださる神が居られたからです。

モーセは神から与えられた目標を見失うことなく神に用いられました。私たちもモーセのような偉大な働きはできないが、神から与えられた使命と召命に生きるのです。

救いの約束はモーセ(律法)でなくヨシュア(イエス)によって成就する

モーセは民を約束の地カナンに連れてきましたが、彼らを約束の地に運び入れることはできませんでした。つまり約束を完成させることができなかったのです。

モーセは律法の象徴です。律法は人々をキリストへと導きますが、救いを与えることができないのです。律法の行いによっては救いに至ることはなく、救いはただ、キリストを信じる信仰によるのです。モーセの生き様はそのことを証しているのです。

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