使徒の働き・主役は聖霊

2020年6 月21日
説教者:ハレルヤチャペル滝沢牧師  森田友明

<聖書>使徒の働き19章8~20節

【新改訳2017】
使
19:8 パウロは会堂に入って、三か月の間大胆に語り、神の国について論じて、人々を説得しようと努めた。
19:9 しかし、ある者たちが心を頑なにして聞き入れず、会衆の前でこの道のことを悪く言ったので、パウロは彼らから離れ、弟子たちも退かせて、毎日ティラノの講堂で論じた。
19:10 これが二年続いたので、アジアに住む人々はみな、ユダヤ人もギリシア人も主のことばを聞いた。
19:11 神はパウロの手によって、驚くべき力あるわざを行われた。
19:12 彼が身に着けていた手ぬぐいや前掛けを、持って行って病人たちに当てると、病気が去り、悪霊も出て行くほどであった。
19:13 ところが、ユダヤ人の巡回祈祷師のうちの何人かが、悪霊につかれている人たちに向かって、試しに主イエスの名を唱え、「パウロの宣べ伝えているイエスによって、おまえたちに命じる」と言ってみた。
19:14 このようなことをしていたのは、ユダヤ人の祭司長スケワという人の七人の息子たちであった。
19:15 すると、悪霊が彼らに答えた。「イエスのことは知っているし、パウロのこともよく知っている。しかし、おまえたちは何者だ。」
19:16 そして、悪霊につかれている人が彼らに飛びかかり、皆を押さえつけ、打ち負かしたので、彼らは裸にされ、傷を負ってその家から逃げ出した。
19:17 このことが、エペソに住むユダヤ人とギリシア人のすべてに知れ渡ったので、みな恐れを抱き、主イエスの名をあがめるようになった。
19:18 そして、信仰に入った人たちが大勢やって来て、自分たちのしていた行為を告白し、明らかにした。
19:19 また魔術を行っていた者たちが多数、その書物を持って来て、皆の前で焼き捨てた。その値段を合計すると、銀貨五万枚になった。
19:20 こうして、主のことばは力強く広まり、勢いを得ていった。

<要約>

聖霊の働きと奇跡

①聖霊は人とみことばを用いてイエスの福音を人々へ届ける

②聖書が完成される前の時代、奇跡は福音を信じる助けとなった

③現代は聖書が完成しているので聖霊はみことばと共に働いて人を信仰に導く

④最大の奇跡は、罪びとが悔い改めて主イエスを信じること

神を恐れ罪を悔い改め生きる

①人は神から遠く離れてしまったために神を恐れなくなった

②神を恐れなくなったために人は自分中心に生きている

③イエスは失われた人を探して救うために来られた

苦難を誇り栄光にあずかる

2020年6 月14日
説教者:ハレルヤチャペル滝沢牧師  森田友明

<聖書>エペソ書3章1~13節
3:1 こういうわけで、あなたがた異邦人のために、私パウロはキリスト・イエスの囚人となっています。
3:2 あなたがたのために私に与えられた神の恵みの務めについては、あなたがたはすでに聞いたことでしょう。
3:3 先に短く書いたとおり、奥義が啓示によって私に知らされました。
3:4 それを読めば、私がキリストの奥義をどう理解しているかがよく分かるはずです。
3:5 この奥義は、前の時代には、今のように人の子らに知らされていませんでしたが、今は御霊によって、キリストの聖なる使徒たちと預言者たちに啓示されています。
3:6 それは、福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人も共同の相続人になり、ともに同じからだに連なって、ともに約束にあずかる者になるということです。
3:7 私は、神の力の働きによって私に与えられた神の恵みの賜物により、この福音に仕える者になりました。
3:8 すべての聖徒たちのうちで最も小さな私に、この恵みが与えられたのは、キリストの測り知れない富を福音として異邦人に宣べ伝えるためであり、
3:9 また、万物を創造した神のうちに世々隠されていた奥義の実現がどのようなものなのかを、すべての人に明らかにするためです。
3:10 これは、今、天上にある支配と権威に、教会を通して神のきわめて豊かな知恵が知らされるためであり、
3:11 私たちの主キリスト・イエスにおいて成し遂げられた、永遠のご計画によるものです。
3:12 私たちはこのキリストにあって、キリストに対する信仰により、確信をもって大胆に神に近づくことができます。
3:13 ですから、私があなたがたのために苦難にあっていることで、落胆することのないようお願いします。私が受けている苦難は、あなたがたの栄光なのです。

<要約>

「罪と死と滅び」からの救い

①生まれながらの人間はそのままではすべて「罪と死と滅び」の中にある

②聖書は聖霊によって動かされた人々によって書かれた救いを知らせる書

③聖書のテーマは、「救い主」の到来

④キリストはあなたを「罪と死と滅び」から救う

十字架と復活は永遠への希望を与える

①救いはキリストが成し遂げた十字架と復活を信じること

②信じる者には罪の赦しと復活の命が与えられる

③死の向こうにある滅びが復活の祝福に代えられる

④信じる者は苦難の背後に主の栄光を拝することができる

万民の望みを語るパウロ

2020年6 月7日
説教者:ハレルヤチャペル滝沢牧師  森田友明

聖書:使徒の働き28章16~31節


28:16 私たちがローマに入ったとき、パウロは、監視の兵士が付いてはいたが、一人で生活することを許された。
28:17 三日後、パウロはユダヤ人のおもだった人たちを呼び集めた。そして、彼らが集まったとき、こう言った。「兄弟たち。私は、民に対しても先祖の慣習に対しても、何一つ背くことはしていないにもかかわらず、エルサレムで囚人としてローマ人の手に渡されました。
28:18 彼らは私を取り調べましたが、私に死に値する罪が何もなかったので、釈放しようと思いました。
28:19 ところが、ユダヤ人たちが反対したため、私は仕方なくカエサルに上訴しました。自分の同胞を訴えようとしたわけではありません。
28:20 そういうわけで、私はあなたがたに会ってお話ししたいと願ったのです。私がこの鎖につながれているのは、イスラエルの望みのためです。」
28:21 すると、彼らはパウロに言った。「私たちは、あなたについて、ユダヤから何の通知も受け取っていません。また、ここに来た兄弟たちのだれかが、あなたについて何か悪いことを告げたり、話したりしたこともありません。
28:22 私たちは、あなたが考えておられることを、あなたから聞くのがよいと思っています。この宗派について、いたるところで反対があるということを、私たちは耳にしていますから。」
28:23 そこで彼らは日を定めて、さらに大勢でパウロの宿にやって来た。パウロは、神の国のことを証しし、モーセの律法と預言者たちの書からイエスについて彼らを説得しようと、朝から晩まで説明を続けた。
28:24 ある人たちは彼が語ることを受け入れたが、ほかの人たちは信じようとしなかった。
28:25 互いの意見が一致しないまま彼らが帰ろうとしたので、パウロは一言、次のように言った。「まさしく聖霊が、預言者イザヤを通して、あなたがたの先祖に語られたとおりです。
28:26 『この民のところに行って告げよ。あなたがたは聞くには聞くが、決して悟ることはない。見るには見るが、決して知ることはない。
28:27 この民の心は鈍くなり、耳は遠くなり、目は閉じているからである。彼らがその目で見ることも、耳で聞くことも、心で悟ることも、立ち返ることもないように。そして、わたしが癒やすこともないように。』
28:28 ですから、承知しておいてください。神のこの救いは、異邦人に送られました。彼らが聞き従うことになります。」
28:29 【本節欠如】
28:30 パウロは、まる二年間、自費で借りた家に住み、訪ねて来る人たちをみな迎えて、
28:31 少しもはばかることなく、また妨げられることもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。

要約:

イスラエルの望みは万民の望み:

①信仰に生きるとき今の不自由、困難、苦難も希望につながる

②信じる者は奪われることのない希望がある

③人は生まれながらの律法主義者である

④律法主義者には、神の恵みがわからない、罪の赦しがわからない

⑤すべての人の望みは十字架による罪の赦しと復活による永遠の命にある

全世界へ広がる希望の福音:

①神は御子の命に代えて救いの道を備えてくださった

②その神の真剣さと熱心が全世界に福音を届けている