謙遜と信仰を喜ぶ神

2025年7月20日(日)主日礼拝説教ハレルヤチャペル滝沢牧師森田友明

<要約>
たましいの値打ちをはかられる神:

小教理に「私たちは何にも増して、神を恐れ、愛し、信頼しなければならない」とあります。神を本当に恐れているならば、罪から離れます。愛しているなら、神に従います。信頼しているなら、つぶやかないでいつも感謝します。サウル王は、神を本当に恐れていたでしょうか。否、神よりも自分を愛していたので、神に自分を明け渡し、神の命令に耳を傾けることがなかったのです。彼は神のことよりも自分の欲望を満たすために自分の記念碑を立てました。サウルの生き様は、神から離れた人生が糸の切れた凧のように混乱したものになることを表しています。サウルと比べて、ダビデはどうだったでしょうか。ダビデの人生にも失敗と罪がありました。しかし、神を恐れていました。また、何よりも彼は神を愛していました。ですから、どんな時も素直に神に従っていました。また、何よりも神を信頼していました。いつも、心から神に祈り、訴えていました。最善をなしてくださる神を信頼していました。たましいの値打ちというのは、自分の罪を認める謙遜さと信仰と言えます。私たちはダビデのように神の前で素直になり、へりくだりたいと思います。

恵みの王国の王キリスト:

イエス様ご自身を見ても人としては、貧しい幼子として最もへりくだって低くなられて地上に来られました。神の子がどうしてそこまで低くならなければならなかったのでしょうか。そして、極悪人が受ける十字架刑で殺されなければならなかったのでしょうか。それは、罪に沈むどんな人でも救うためです。罪のない神が十字架であなたが受けるべき罪の罰を完全に受けました。死んで墓に葬られましたが、復活して天に昇り父なる神の右の座に着かれました。今は、御国の王として君臨されています。その後聖霊降臨があり、最初の教会がエルサレムにできました。今から二千年前のことです。その時以来、主イエスを王とした恵みの王国は全世界に広がり続けています。その王国は教会であると言えます。この地上における神の国です。救われた罪人の集まりの中に、主イエスは王として立っておられるのです。この国は、この世の国の権威が全く及ばない国です。どんな人でも招かれています。なぜなら、主イエスはあなたの罪の代わりに十字架で死なれ、あなたが永遠のいのちを得るために復活されたからです。

<聖書>Ⅰサムエル記15章1~16、22~24節
【新改訳2017】
15:11 「わたしはサウルを王に任じたことを悔やむ。彼はわたしに背を向け、わたしのことばを守らなかったからだ。」それでサムエルは怒り、夜通し【主】に向かって叫んだ。
15:12 翌朝、サムエルはサウルに会いに行こうとして早く起きた。すると、サムエルに、「サウルはカルメルに来て、もう自分のために記念碑を立てました。そして向きを変えて進んで行き、ギルガルに下りました」という知らせがあった。
15:13 サムエルはサウルのところに来た。サウルは彼に言った。「あなたが【主】に祝福されますように。私は【主】のことばを守りました。」
15:14 サムエルは言った。「では、私の耳に入るこの羊の声、私に聞こえる牛の声は、いったい何ですか。」
15:15 サウルは答えた。「アマレク人のところから連れて来ました。兵たちは、あなたの神、【主】に、いけにえを献げるために、羊と牛の最も良いものを惜しんだのです。しかし、残りの物は聖絶しました。」
15:16 サムエルはサウルに言った。「やめなさい。昨夜、【主】が私に言われたことをあなたに知らせます。」サウルは彼に言った。「お話しください。」

15:22 サムエルは言った。「【主】は、全焼のささげ物やいけにえを、【主】の御声に聞き従うことほどに喜ばれるだろうか。見よ。聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる。
15:23 従わないことは占いの罪、高慢は偶像礼拝の悪。あなたが【主】のことばを退けたので、主もあなたを王位から退けた。」
15:24 サウルはサムエルに言った。「私は罪を犯しました。兵たちを恐れて、彼らの声に聞き従い、【主】の命令と、あなたのことばに背いたからです。

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