あなたは教会の何?

2025年5月4日(日)主日礼拝説教ハレルヤチャペル滝沢牧師森田友明

<聖書>Ⅰコリント12章12~27節
【新改訳2017】
12:12 ちょうど、からだが一つでも、多くの部分があり、からだの部分が多くても、一つのからだであるように、キリストもそれと同様です。
12:13 私たちはみな、ユダヤ人もギリシア人も、奴隷も自由人も、一つの御霊によってバプテスマを受けて、一つのからだとなりました。そして、みな一つの御霊を飲んだのです。
12:14 実際、からだはただ一つの部分からではなく、多くの部分から成っています。
12:15 たとえ足が「私は手ではないから、からだに属さない」と言ったとしても、それで、からだに属さなくなるわけではありません。
12:16 たとえ耳が「私は目ではないから、からだに属さない」と言ったとしても、それで、からだに属さなくなるわけではありません。
12:17 もし、からだ全体が目であったら、どこで聞くのでしょうか。もし、からだ全体が耳であったら、どこでにおいを嗅ぐのでしょうか。
12:18 しかし実際、神はみこころにしたがって、からだの中にそれぞれの部分を備えてくださいました。
12:19 もし全体がただ一つの部分だとしたら、からだはどこにあるのでしょうか。
12:20 しかし実際、部分は多くあり、からだは一つなのです。
12:21 目が手に向かって「あなたはいらない」と言うことはできないし、頭が足に向かって「あなたがたはいらない」と言うこともできません。
12:22 それどころか、からだの中でほかより弱く見える部分が、かえってなくてはならないのです。
12:23 また私たちは、からだの中で見栄えがほかより劣っていると思う部分を、見栄えをよくするものでおおいます。こうして、見苦しい部分はもっと良い格好になりますが、
12:24 格好の良い部分はその必要がありません。神は、劣ったところには、見栄えをよくするものを与えて、からだを組み合わせられました。
12:25 それは、からだの中に分裂がなく、各部分が互いのために、同じように配慮し合うためです。
12:26 一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。
12:27 あなたがたはキリストのからだであって、一人ひとりはその部分です。

<要約>
教会はキリストのからだ:

教会はキリストのからだであり、信者はそれぞれがその部分であり器官なのです。わたしたちの生きているからだは活動しています。からだが活動するためには、からだを構成している器官が互いに役割を果たしているからです。コリント教会の人々は、重要でないと見えるクリスチャンを見下していたことがあったようです。そうではなく、教会は、かえって、劣った人、弱い人、貧しい人を尊ぶところです。これは頭であるキリストのご性質そのものだからです。教会がキリストのからだとして活動していくために、聖霊は信者に賜物、すなわち才能や役割をお与えになります。その賜物によって、信者が教会の中で様々な働きを担うのです。そして、教会は活動し成長していくのです。それらの能力や働きには違いがありますが、優劣がないのです。神はすべての人を分け隔てなく愛しております。生まれながらの人間は、真の神を知ることも信じることもできません。聖書は創り主なる神がおられ、その神は万物の父であると述べています。人は永遠なるものを求めています。ところが、神と人との隔てとなっているものがあります。それが人の罪です。罪のために霊の目が曇っており、見出せないのです。イエス様は無条件で私たちを愛し、ご自身のいのちを捨ててくださったのです。それによる救いを無条件で受けている私たちも無条件で愛することができるように祈り、そしてささげたいと思います。

教会はキリストの花嫁:

「教会はキリストのからだ」であるという話をしました。聖書は「教会そして、クリスチャンである私たちはキリストの花嫁」であるとも言っております。クリスチャンは、イエス様と結婚したのと同じです。これは、例えていうなら、一国の富のすべてを手の中に納めている王子と多額の借金を抱えた奴隷娘が結婚したようなものです。奴隷娘の借金は王子のものとなり、王子の持っている一国の富は奴隷娘のものになります。もちろん娘の借金はゼロになり、娘は王妃の身分を得るのです。クリスチャンはこれと同じなのです。あなたは教会の何?と題して説教しました。私は、そしてあなたは、ハレルヤチャペルの会員です。しかし、もっと重要なことは、あなたはキリストのからだの一部であるということです。そして、かしらであるキリストの思いを思いとして世にあらわしていくことです。

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