2025年2月2日(日)主日礼拝説教ハレルヤチャペル滝沢牧師森田友明
<要約>
永遠の住まいに入る賢い行動:
この不正の管理人は主人の富を不正を働いてでも抜け目なく用いました。光の子である私たちに主人が託している財産とは何でしょうか。それは、十字架の罪の赦し永遠のいのち、それは救いの福音です。永遠の住まいに入る賢い行動、と題してお話しています。私たちは、不正の富を用いて、自分のために友を造りなさい、と勧められています。それは、この不正の管理人のように、自分の救いを貪欲に求めることです。それが永遠の住まいに入るために賢い行動であるということです。私たちは、裸で生まれ裸で世を去らなければなりません。もともと、私たちのすべては神のものです。私たちはそれを管理するように任されています。自分のものとしてはいけないのです。救いは神の一方的な賜物です。それを自分の内のとどめてはいけません。それらは、神から委託されたものです。ですから、神の恵みの賜物を用いて、友をつくる、すなわち宣教することです。
イエスを信じ神の国に入る:
イエス様が来られたのは、世界の歴史の分岐点でした。その前の時代を紀元前、BC、ビフォークライストと言います。旧約の時代は、イスラエルの民は救い主の到来を待ち望んでいました。預言者たちによって、救い主がやがて来ることが預言されていた時代です。旧約の時代はバプテスマのヨハネの時までです。救い主イエス・キリストが来られて、新しい時代に入りました。神の国に入る条件は、イエス・キリストをあなたの救い主と信じるだけでよいのです。もう少しいうと、あなたが、罪を悔いて、イエス・キリストがあなたの救い主であることを口で告白してバプテスマを受ければ救われるというのです。これほど簡単な救いの方法はありません。イエス・キリストの救いは、私たちのすべての罪を十字架で身代わりとなってその罪の負債を取り除いてくださった事によります。その結果、罪赦されて永遠のいのちが与えられるのです。救いは、罪と死からの救いと言えます。そして、イエス・キリストによる救いの福音は、今日、全世界に宣伝えられて、すべての人々に届けられようとしています。そして、「だれもかれも、無理にでもこれに入ろうとする」時代となったのです。
<聖書>ルカによる福音書16章1~16節
【新改訳2017】
16:1 イエスは弟子たちに対しても、次のように語られた。「ある金持ちに一人の管理人がいた。この管理人が主人の財産を無駄遣いしている、という訴えが主人にあった。
16:2 主人は彼を呼んで言った。『おまえについて聞いたこの話は何なのか。会計の報告を出しなさい。もうおまえに、管理を任せておくわけにはいかない。』
16:3 管理人は心の中で考えた。『どうしよう。主人は私から管理の仕事を取り上げようとしている。土を掘る力はないし、物乞いをするのは恥ずかしい。
16:4 分かった、こうしよう。管理の仕事をやめさせられても、人々が私を家に迎えてくれるようにすればよいのだ。』
16:5 そこで彼は、主人の債務者たちを一人ひとり呼んで、最初の人に、『私の主人に、いくら借りがありますか』と言った。
16:6 その人は『油百バテ』と答えた。すると彼は、『あなたの証文を受け取り、座ってすぐに五十と書きなさい』と言った。
16:7 それから別の人に、『あなたは、いくら借りがありますか』と言うと、その人は『小麦百コル』と答えた。彼は、『あなたの証文を受け取り、八十と書きなさい』と言った。
16:8 主人は、不正な管理人が賢く行動したのをほめた。この世の子らは、自分と同じ時代の人々の扱いについては、光の子らよりも賢いのである。
16:9 わたしはあなたがたに言います。不正の富で、自分のために友をつくりなさい。そうすれば、富がなくなったとき、彼らがあなたがたを永遠の住まいに迎えてくれます。
16:10 最も小さなことに忠実な人は、大きなことにも忠実であり、最も小さなことに不忠実な人は、大きなことにも不忠実です。
16:11 ですから、あなたがたが不正の富に忠実でなければ、だれがあなたがたに、まことの富を任せるでしょうか。
16:12 また、他人のものに忠実でなければ、だれがあなたがたに、あなたがた自身のものを持たせるでしょうか。
16:13 どんなしもべも二人の主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛することになるか、一方を重んじて他方を軽んじることになります。あなたがたは、神と富とに仕えることはできません。」
16:14 金銭を好むパリサイ人たちは、これらすべてを聞いて、イエスをあざ笑っていた。
16:15 イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、人々の前で自分を正しいとするが、神はあなたがたの心をご存じです。人々の間で尊ばれるものは、神の前では忌み嫌われるものなのです。
16:16 律法と預言者はヨハネまでです。それ以来、神の国の福音が宣べ伝えられ、だれもが力ずくで、そこに入ろうとしています。