2024年9月15日(日)主日礼拝説教ハレルヤチャペル滝沢牧師森田友明
<要約>
神なき世界の悲惨;
バベルの塔は神亡き世界の象徴です。現代も、人類は神亡き世界を継承しています。「自分たちには神は必要がない。神がなくても、自分たちですべてをやっていける」という人間の傲慢から出ています。神のところへ行く必要はない、逆に神を見返してやろうではないか、と言い出すのです。実はこれは、サタンの策略です。アダムの失敗以来見事に人類はサタンの支配下で操られているのです。神なき世界、イコール、サタンの世界です。現在の人間社会は神なき世界を受け継いでいます。国々は敵対し、多くの人々が戦争で無駄に命を失っています。この地球上で戦争がどこにもなかった時代はないと言われているくらい、人間は互いに殺し合っています。そして、これは、人類滅亡の序曲といえるのではないでしょうか。自然界を見ても私たちの住処である地球は環境破壊が進んでいます。住みにくい住処となっています。人間の罪により地球温暖化はブレーキがききません。漁業は大きな打撃を受け、南極の氷が解けてこのままでは、水没する国も出てきています。それは文字通り神なき世界の悲惨と言えるのではないでしょうか。
あなたを救うために降りてこられた神;
人間中心の世界には救いはありません。神のご支配をこの世に及ぼすために、キリストは来られました。キリストは、人類が悪に向かって滅びていくのを妨げ、今度は神を中心として礼拝する民を起こしてくださいました。人を罪と死と滅びから救い、永遠のいのちに至る道を切り開いてくださいました。すべての人は、アダムの罪を引き継いでおり、生まれながらの罪人です。自らの罪により死と滅びに定められていました。しかし、イエス・キリストの十字架で、すべての人の罪を贖う義の行為によって、神はすべての人の罪を赦してくださいました。ですから、すべての人は、十字架により赦された罪人となったのです。あなたの過去、現在、未来の罪は過ぎ去りました。今度は赦された罪人として、新しい復活のいのちに生きるのです。罪に縛られない、失敗を恐れない、前向きに与えられた賜物を用いて、神と人に仕える人生です。そしてもう一つ、先に救われたあなたの役割は何でしょうか。そうです、この救いの福音をあなたの家族、友人、知人へ伝えていくことです。罪と死と滅びから解放されて、永遠に続く祝福と希望、喜びと感謝の人生を一人でも多くの人に知っていただきたいと切に願います。
<聖書>創世記11章1~9節
新改訳2017
11:1 さて、全地は一つの話しことば、一つの共通のことばであった。
11:2 人々が東の方へ移動したとき、彼らはシンアルの地に平地を見つけて、そこに住んだ。
11:3 彼らは互いに言った。「さあ、れんがを作って、よく焼こう。」彼らは石の代わりにれんがを、漆喰の代わりに瀝青を用いた。
11:4 彼らは言った。「さあ、われわれは自分たちのために、町と、頂が天に届く塔を建てて、名をあげよう。われわれが地の全面に散らされるといけないから。」
11:5 そのとき【主】は、人間が建てた町と塔を見るために降りて来られた。
11:6 【主】は言われた。「見よ。彼らは一つの民で、みな同じ話しことばを持っている。このようなことをし始めたのなら、今や、彼らがしようと企てることで、不可能なことは何もない。
11:7 さあ、降りて行って、そこで彼らのことばを混乱させ、互いの話しことばが通じないようにしよう。」
11:8 【主】が彼らをそこから地の全面に散らされたので、彼らはその町を建てるのをやめた。
11:9 それゆえ、その町の名はバベルと呼ばれた。そこで【主】が全地の話しことばを混乱させ、そこから【主】が人々を地の全面に散らされたからである。