あなたの罪を赦す十字架

2024年3月24日(日)主日礼拝説教ハレルヤチャペル滝沢牧師森田友明

<要約>
自分が何者なのかわからない人間:

イエス様は、彼らをおゆるし下さい、彼らは自分が何をしているのか分かっていないのです、とおっしゃいました。救い主であり神であるキリスト十字架につけた、と言うとんでもないことをしてしまっていることに気づかない。この人たちは盲目で、失われているのだ、と。この人たちは真の神もわからず、自分自身が何者であるかも分からずにいるのだ、と。わからないでしたことなのでおゆるし下さい、とイエス様は祈ったのです。聖書は、すべての読者に向けて語りかけています。そうです。ここに集う、あなたや私にも語りかけています。ですから、イエス様は、あなたや私の罪もおゆるしくださいと、父に祈ったのです。自分が何者なのかわからない人間、と題してお話ししています。神の目からすべての人は失われています。神が分からない、自分が分からないのです。そのために神の目からは、とんでもない道を歩んでいるのです。それは罪と死と滅びの道です。イエス様はそのような人間を神の前にとりなしました。「彼らの罪をおゆるし下さい、彼らは何をしているかわかってないのです」と。

天の御国へ招かれる条件:

神はすでに罪の赦しをすべての人に提供しておられます。それを受け止めるか、受け止めないか、自分のものとするかしないかはすべてあなたにかかっています。十字架上でのイエス様の祈りに肯定的な応答した人のことが書かれています。もう一人の犯罪人です。彼は十字架上でのイエス様のお姿を見て、お言葉を聞いていました。そして、かれは、自分が赦されなければならない罪人であることがわかったのです。彼は神を恐れて、心から悔い改めました。そして、「イエス様。あなたが御国に入られるときには、私を思い出してください」と、イエス様に向かって、信仰告白したのです。「御国に入られるときには、私を思い出してください」と。へりくだった謙遜な言葉ではないでしょうか。イエスは、彼に言われた。「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます」と。イエス様は彼の信仰を見て、良しとしてくださいました。イエス様は彼の過去のことは何も触れずに、ただ、あなたは今日、パラダイスにいます、と宣言しました。この男は身体の命は失いました。しかし、彼の霊は天国で永遠の命を得たのです。これがキリストの福音であり、無条件の罪の赦しです。

<聖書>ルカの福音書23章33~43節

【新改訳2017】
23:33 「どくろ」と呼ばれている場所に来ると、そこで彼らはイエスを十字架につけた。また犯罪人たちを、一人は右に、もう一人は左に十字架につけた。
23:34 そのとき、イエスはこう言われた。「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」彼らはイエスの衣を分けるために、くじを引いた。
23:35 民衆は立って眺めていた。議員たちもあざ笑って言った。「あれは他人を救った。もし神のキリストで、選ばれた者なら、自分を救ったらよい。」
23:36 兵士たちも近くに来て、酸いぶどう酒を差し出し、
23:37 「おまえがユダヤ人の王なら、自分を救ってみろ」と言ってイエスを嘲った。
23:38 「これはユダヤ人の王」と書いた札も、イエスの頭の上に掲げてあった。
23:39 十字架にかけられていた犯罪人の一人は、イエスをののしり、「おまえはキリストではないか。自分とおれたちを救え」と言った。
23:40 すると、もう一人が彼をたしなめて言った。「おまえは神を恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。
23:41 おれたちは、自分のしたことの報いを受けているのだから当たり前だ。だがこの方は、悪いことを何もしていない。」
23:42 そして言った。「イエス様。あなたが御国に入られるときには、私を思い出してください。」
23:43 イエスは彼に言われた。「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」