神の人類救いの計画

2017年4月9 日(日)主日礼拝
ハレルヤチャペル滝沢執事 崔宰誠

<聖書>ヨハネの福音書18章28~40節
18:28 さて、彼らはイエスを、カヤパのところから総督官邸に連れて行った。時は明け方であった。彼らは、過越の食事が食べられなくなることのないように、汚れを受けまいとして、官邸に入らなかった。
18:29 そこで、ピラトは彼らのところに出て来て言った。「あなたがたは、この人に対して何を告発するのですか。」
18:30 彼らはピラトに答えた。「もしこの人が悪いことをしていなかったら、私たちはこの人をあなたに引き渡しはしなかったでしょう。」
18:31 そこでピラトは彼らに言った。「あなたがたがこの人を引き取り、自分たちの律法に従ってさばきなさい。」ユダヤ人たちは彼に言った。「私たちには、だれを死刑にすることも許されてはいません。」
18:32 これは、ご自分がどのような死に方をされるのかを示して話されたイエスのことばが成就するためであった。
18:33 そこで、ピラトはもう一度官邸に入って、イエスを呼んで言った。「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」
18:34 イエスは答えられた。「あなたは、自分でそのことを言っているのですか。それともほかの人が、あなたにわたしのことを話したのですか。」
18:35 ピラトは答えた。「私はユダヤ人ではないでしょう。あなたの同国人と祭司長たちが、あなたを私に引き渡したのです。あなたは何をしたのですか。」
18:36 イエスは答えられた。「わたしの国はこの世のものではありません。もしこの世のものであったなら、わたしのしもべたちが、わたしをユダヤ人に渡さないように、戦ったことでしょう。しかし、事実、わたしの国はこの世のものではありません。」
18:37 そこでピラトはイエスに言った。「それでは、あなたは王なのですか。」イエスは答えられた。「わたしが王であることは、あなたが言うとおりです。わたしは、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来たのです。真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。」
18:38 ピラトはイエスに言った。「真理とは何ですか。」彼はこう言ってから、またユダヤ人たちのところに出て行って、彼らに言った。「私は、あの人には罪を認めません。
18:39 しかし、過越の祭りに、私があなたがたのためにひとりの者を釈放するのがならわしになっています。それで、あなたがたのために、ユダヤ人の王を釈放することにしましょうか。」
18:40 すると彼らはみな、また大声をあげて、「この人ではない。バラバだ」と言った。このバラバは強盗であった。

<要約>

  • イエス様は積極的に十字架に向かった。

誰でも間違ったことに対しては、悔しくなり、否定的、敗北的になり、逃げ出したくなりますが、イエス様は自ら積極的十字架に向かいました。私たちもイエス様のように苦難に対して正面突破しましょう!必ず道は開かれます。十字架の出来事は、全人類の救いのため、自ら命を差し出した神様の計画です。不当な十字架の出来事が祝福に変わる瞬間です。

  • 十字架は、イエス様が全人類の王であることの宣言である。

ピラトはイエス様の十字架の罪状書きに「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」と記しました。これは「イエス様がユダヤ人の王である」と宣言した歴史的な事件となりました。しかも、これはヘブル、ローマ、ギリシヤ語で記されました。つまり、イエス様が全人類の王である宣言が全世界になされたのです。十字架の出来事は、全人類を救うための神様の計画でありました。

  • すべてを与えるイエス。

イエス様は命だけではなく、下着までもすべてを奪われました。人間の本性は、他人より多く持ちたがり、高い地位に上がろうと望みます。これこそが、人間が追求する幸福と考えます。富だけではなく、知識、地位、人、土地などすべてを所有したがります。しかし、イエス様が自分のすべてを与える自由と喜びを十字架の出来事を通して教えてくださいました。

  • イエス様は十字架の上で、命を落とす最後まで伝道をしていた。

イエス様と一緒に十字架にかけられ悔い改める強盗に救いの約束を与えました。死を救いの伝道の道具として用いたのです。死ぬ瞬間は苦しみと痛み、悲しみなどいろんな感情がこみあげますが、これより、求道者に伝道をしましょう!神様は死さえも救いに変えてくださいます。